安倍総理大臣
安倍総理大臣のアフリカ訪問(概要と成果)
平成26年1月17日
(写真提供:内閣広報室)
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安倍総理は,「地球儀を俯瞰する外交」の一環として,1月10日(金)から14日(火)まで,オマーンに引き続きコートジボワール,モザンビーク及びエチオピアを訪問したところ,アフリカ全体の概要と成果は以下のとおり。
なお,今次アフリカ訪問は,我が国総理の本格的なアフリカ歴訪としては8年振りであり,また昨年6月の第五回アフリカ開発会議(TICADV)の際に安倍総理が表明した,早期のアフリカ訪問の約束を果たすものとなった。
なお,今次アフリカ訪問は,我が国総理の本格的なアフリカ歴訪としては8年振りであり,また昨年6月の第五回アフリカ開発会議(TICADV)の際に安倍総理が表明した,早期のアフリカ訪問の約束を果たすものとなった。
1.アフリカの成長に向けた,パートナーとしての日本の魅力を発信
- アフリカ全体へのメッセージとして,安倍総理は,アフリカ連合(AU)本部において『「一人,ひとり」を強くする日本のアフリカ外交』と題する政策スピーチを実施した。人材を大切にし,ボトムアップの創意工夫を大切にする日本の支援や日本企業の組織文化こそがアフリカに必要であると説き,アフリカが真のパートナーとして選ぶべきは日本であることを訴えた。加えて,日本のアフリカ外交の焦点を,若者と女性のエンパワーメントに当てる旨表明した。これにより「日本らしさ」を訴えて,アフリカに対する日本の魅力をアピールすることができた。
- また,コートジボワールに集まった10か国の西アフリカ諸国首脳を含め,アフリカ3か国で総計13の首脳と会ったことで,首脳間の信頼関係を強化し,アフリカにおける日本の存在感を印象づけた。また,政策スピーチ(和文(PDF)/英文(PDF)/仏文(PDF))で,「今後必要なら何度でもアフリカを訪ねたい」と表明し,総理のアフリカへの意欲を改めて示した。
2.トップセールスの推進
- 今次アフリカ訪問には,計33の日本の民間企業・団体・大学の代表が同行した。これら民間企業等の代表の各国首脳への紹介,モザンビークでの投資フォーラム開催等を通じて,アフリカとのビジネス関係強化に向けたトップセールスを推進した。
- また,日本とエチオピアの二国間航空協定の改訂議定書や,経済・学術協力等,官民あわせ合計14の文書に署名し,経済に留まらない包括的な関係強化に弾みをつけた。
3.平和と安定への貢献・積極的平和主義
- 地域及び世界の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献していくとの「積極的平和主義」の考えを説明し,各国首脳から支持や歓迎の意が示された。
- また,アフリカの平和と安定へのAUの努力を後押しするとともに,日本の貢献として,南スーダン,サヘル地域,中央アフリカの情勢改善への貢献を含む約3.2億ドルの紛争・災害支援の用意を表明した。
4.重層的な関係強化
- 各訪問国では,スポーツ関連の行事を実施し,2020年東京五輪に向けたスポーツ交流の促進でも一致した。
- 女性に力点を置いて,コートジボワールでは女性職業訓練施設を訪問し,女性の自立が豊かな社会を作るとして,「女性が輝くアフリカ」に向けた協力推進を表明した。総理夫人も病院,農村,教育施設,福祉施設等を訪問し,学生,子供等幅広い人々と交流するなどのファーストレディ外交を展開した。