ナイジェリア連邦共和国

令和3年1月11日

セネガル共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間1月11日午後3時(日本時間12日午前0時)から約20分間、ジオフリー・オンエアマ・ナイジェリア連邦共和国外務大臣(H.E.Mr.Geoffrey ONYEAMA,Minister for Foreign Affairs of the Federal Republic of Nigeria)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、今般予定していたナイジェリア訪問を取りやめざるを得なかった旨説明した上で、日本にとってナイジェリアが重要なパートナーであることに変わりはない旨述べたところ、オンエアマ外相からは、事情を十分理解する、今回の訪問が実現しなかったのは残念であるが、電話会談の機会を持つことができたことに感謝する旨述べました。
  2. 茂木大臣から、昨年、外交関係樹立60周年を祝賀した日・ナイジェリア両国の長年の友好関係を礎として、新型コロナ対策や開発課題への取組における協力、ビジネス関係の強化等、二国間協力を推進していきたい旨述べました。また、茂木大臣から、テロとの闘いやギニア湾海賊対策を始め、ナイジェリアの平和と安定の確保に向けた取組を後押していきたい旨述べました。これに対し、オンエアマ大臣から、日本による様々な支援への謝意が表されるとともに、二国間協力を一層促進していきたい旨述べました。
  3. 両大臣は、2022年にチュニジアで開催予定のTICAD8を見据え、TICADプロセスを通じて連携していくことを確認するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンの下での協力を確認しました。また、サヘル情勢等のアフリカの平和と安定に向けた取組、東シナ海・南シナ海の情勢、北朝鮮の非核化への対応等につき意見交換し、さらに、安保理改革、WTO改革等、国際場裡でも協力を進めていくことで一致しました。

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