ニジェール共和国

令和元年10月21日
(写真1)安倍総理大臣とイスフ・マハマドゥ・ニジェール共和国大統領との会談 安倍総理大臣とイスフ・マハマドゥ・
ニジェール共和国大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とイスフ・マハマドゥ・ニジェール共和国大統領との会談 安倍総理大臣とイスフ・マハマドゥ・
ニジェール共和国大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本21日,午後6時45分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のイスフ・マハマドゥ・ニジェール共和国大統領(H.E. Mr. ISSOUFOU Mahamadou, President of the Republic of Niger)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官ほかが,ニジェール側から,ウフムドゥ・マハマドゥ大統領府官房長ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,「TICAD7直後に再度訪日いただけたことは,ニジェールと我が国の良好な関係の証である。来年1月から安保理非常任理事国を務めるニジェールと,国際場裏における諸課題について協力を深めたい」旨述べました。
 これに対し,イスフ大統領から,台風19号による被害へのお見舞い,天皇陛下即位への祝意を述べた上で,TICAD7では素晴らしい成果が得られた旨述べました。

2 二国間関係・地域情勢

 安倍総理大臣から,「アフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)を発表した。今後もG5サヘルのようなアフリカ主導の取組を後押していく」旨述べました。
 これに対し,イスフ大統領は,アフリカの平和と安定のためには,制度構築や人づくりが重要であるとして,NAPSAを通じた日本の取組に歓迎の意を表明しました。
 また,安倍総理大臣から,二国間関係について「灌漑農業に必要な機材整備のための約12億円の無償資金協力及び3億円の食糧援助の交換公文に署名したことは喜ばしい」旨述べました。
 これに対し,イスフ大統領から,農業分野を含む日本からの支援に対する謝意が示されるとともに,教育や雇用を含め幅広い分野で協力が進展することへの期待が表明されました。

3 国際場裏での協力

 両首脳は,安保理改革を含め,国際場裏の諸課題について協力していくことで一致しました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。


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