モーリタニア・イスラム共和国
スウェイド・アフメド・モーリタニア外務・協力事務次官による佐藤外務副大臣表敬
平成30年11月2日


1日午後2時30分から約40分間,佐藤正久外務副大臣は,訪日中のスウェイド・アフメド・モーリタニア・イスラム共和国外務・協力事務次官(H. E. Mr. Ahmed Mahmoud Soueid Ahmed, Secretary General of Ministry of Foreign Affairs and Cooperation)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,佐藤副大臣から,スウェイド・アフメド事務次官の訪日を歓迎するとともに,タコやマグロ等の水産分野において良好な二国間関係を基礎として,今後更にモーリタニアと緊密に連携したい旨述べました。これに対し,スウェイド・アフメド事務次官から,日本の協力,支援は極めて重要であり,引き続き,緊密な協力関係にある水産分野に加え,人材育成や食糧安全保障,農業の分野で日本の知見を活かした協力を期待する旨述べました。
- 更に佐藤副大臣から,G5サヘルにおけるモーリタニアの主導的役割を評価し,日本は開発・人道分野でサヘル地域の平和と安定に引き続き協力する旨述べました。また,来年のTICAD7への協力を要請しました。これに対し,スウェイド・アフメド事務次官から,TICADプロセスを評価するとともに,来年のTICAD7の成果内容への期待を表明しました。同次官は,ビジネス分野にも言及し,同国は日本企業と鉄鉱石の取引があるが,今後予定される大規模な沖合ガス田の開発に日本企業が参入することを期待する旨述べました。
- また,双方は,安保理改革や北朝鮮情勢等の国際場裡の課題等についても意見交換を行いました。