中央アフリカ共和国
日・中央アフリカ首脳会談
令和元年8月29日

本29日午後4時55分頃から約15分間,横浜において,安倍晋三内閣総理大臣は,フォースタン・アーシャンジュ・トゥアデラ・中央アフリカ共和国大統領(H.E. Mr. Faustin Archange TOUADERA, President of the Central African Republic)との間で日・中央アフリカ首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,トゥアデラ大統領は28日から30日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。
- 冒頭,安倍総理大臣から,「初訪日とTICADVIに続く参加を歓迎する」旨述べつつ,中央アフリカの平和と安定はアフリカ大陸全体の繁栄にとって重要であり,人材育成や制度構築の国作りへの努力を応援したい旨述べました。これに対し,トゥアデラ大統領から,「TICAD7への招待に感謝する」旨述べるとともに,昨年5月の佐藤外務副大臣による中央アフリカ訪問への感謝が伝えられました。
- 続いて,安倍総理大臣から,本年2月に中央アフリカ政府と武装勢力との間で和平合意が署名されたことを歓迎する旨述べるとともに,国際機関等と連携し,引き続き,和平合意推進を後押ししていきたい旨述べました。更に,安倍総理大臣は,同国の食料安全保障の改善を支援する意向を表明しました。これに対し,トゥアデラ大統領から,和平合意への日本からの支援,また日本企業からの投資への期待を述べるとともに,昨日,安倍総理大臣が発表したアフリカの平和と安定のための新しいアプローチ(NAPSA:New Approach for Peace and Stability in Africa)を評価する旨発言がありました。
- この他,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力や北朝鮮情勢等に関し,意見交換を行いました。