東アジア首脳会議(EAS)
第18回東アジア首脳会議(EAS)
令和5年9月7日



現地時間9月7日午前10時45分(日本時間午後12時45分)から約140分間、ASEAN議長国インドネシアの首都ジャカルタにて第18回東アジア首脳会議(EAS)が開催され、岸田文雄内閣総理大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。
1 EASにおける協力
岸田総理大臣から、ASEAN中心性・一体性及び「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」主流化について、前日の日ASEAN首脳会議で述べた日本の立場を改めて説明しました。
2 地域・国際情勢等
- 岸田総理大臣から、世界が歴史的転換期にある今こそ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、分断や対立ではなく、協調の国際社会を実現することが重要である旨述べ、力による一方的な現状変更の試み及び経済的威圧に反対する旨述べました。
- ウクライナ情勢について、岸田総理大臣から、前日の日ASEAN首脳会議で述べた日本の立場を改めて説明するとともに、「核兵器のない世界」の実現に向けて「ヒロシマ・アクション・プラン」の下で現実的かつ実践的な取組を進めていく旨述べました。
- 北朝鮮及びミャンマー情勢について、岸田総理大臣から、前日の日ASEAN首脳会議で述べた日本の立場を改めて説明しました。
- 東シナ海及び南シナ海情勢並びに台湾海峡について、岸田総理大臣から、前日の日ASEAN首脳会議で述べた日本の立場を改めて説明しつつ、台湾に関する日本の基本的立場に変わりはない旨述べました。その上で、習近平国家主席とともに日中の「建設的かつ安定的な関係」の構築を双方の努力で進めていく旨述べ、そのために引き続きあらゆるレベルで緊密に意思疎通を図っていく旨述べました。
- ALPS処理水の海洋放出について、岸田総理大臣から、前日のASEAN+3首脳会議で述べた日本の立場を改めて説明しました。