ソロモン諸島
日・ソロモン諸島首脳会談
令和6年7月17日


7月17日、午後2時20分から約20分、岸田文雄内閣総理大臣は、第10回太平洋・島サミット(PALM 10)出席のため訪日中のジャーマイア・マネレ・ソロモン諸島首相(Hon. Jeremiah MANELE, Prime Minister of Solomon Islands)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、PALM 10では、マネレ首相の協力を得て、日本と太平洋島嶼国との「キズナ」を更に強固なものとし、「2050年戦略」に沿った協力を議論し、我々が共に歩む方向性を内外に発信する機会としたいと述べました。
- また、岸田総理大臣からは、我が国漁船のソロモン諸島水域への安定的な入漁への配慮や、日本人戦没者の遺骨収集のための継続的な支援に謝意を表した上で、ソロモン国立大学「水産業研究センター」の設置及び若手行政官の人材育成の実施を決定したことを伝達しました。加えて、岸田総理大臣からは、マネレ首相の優先事項を踏まえて、ソロモン諸島との信頼関係に基づき協力していく旨述べました。マネレ首相からは、PALM 10の成功への期待に加え、日本との協力に関し、日本政府及び日本国民への感謝とともに、その一層の強化への期待が述べられました。
- ALPS処理水の海洋放出に関し、岸田総理大臣から今後も安心を高めていく旨述べたところ、マネレ首相からは歓迎の意が示されました。
- このほか、両首脳は地域情勢について意見交換を行いました。
(参考)「2050年戦略」(「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」)
太平洋島嶼国が、将来に向けた共通の戦略として2022年(令和4年)に策定。7項目から成り、太平洋島嶼国の関心事項や問題意識が集約。