ソロモン諸島
ソロモン諸島総選挙
平成26年11月26日
1 背景
本年11月19日,ソロモン諸島議会(一院制)国会議員の任期満了に伴い総選挙が実施された(50議席を改選)。ソロモン諸島は,2000年代初めに民族対立による政情不安が発生。現在,情勢は安定しつつあるものの,今回の選挙は,民主主義の定着を確認する上で重要な選挙であった。
2 監視団の活動
(1) コモンウェルス(注)及び太平洋諸島フォーラム(PIF)が公式選挙監視団を構成。我が国は,在外公館及び本省職員計4名から成る選挙監視団を派遣。豪州,ニュージーランド,米,EU,英国,PNGもそれぞれ要員を派遣。首都ホニアラ及びマライタ州アウキにて監視活動に従事した。
(2) コモンウェルスは,投開票は平和裏に実施され,選挙に関連した混乱や騒擾事件が発生しなかったとの評価を公表した。
(注)コモンウェルス:英国及びソロモン諸島を含む旧植民地の独立国家が構成する緩やかな国家共同体。
3 開票結果
各政党の得票数(計50議席,ソロモン諸島選挙管理委員会発表)
- 民主同盟党 7議席
- 統一民主党 5議席
- 人民同盟党 3議席
- ソロモン諸島地方振興党 1議席
- カデレ党 1議席
- ソロモン諸島人民第一党 1議席
- 無所属 32議席