ソロモン諸島
林外務大臣のソロモン諸島訪問(令和5年3月19日)
現地時間3月19日、林芳正外務大臣はソロモン諸島を訪問したところ、現地での日程の概要は以下のとおりです。
1 日・ソロモン外相会談
現地時間午前9時55分(日本時間午前7時55分)から約45分間、ジャーマイア・マネレ・ソロモン諸島外務・貿易大臣と日・ソロモン外相会談を実施しました。
2 林外務大臣によるソガバレ・ソロモン諸島首相への表敬
現地時間午前11時20分(日本時間午前9時20分)から約50分間、マナセ・ソガバレ・ソロモン諸島首相を表敬しました。
3 マネレ・ソロモン諸島外務・貿易大臣主催昼食会

現地時間午後0時15分(日本時間午前10時15分)から約95分間、マネレ・ソロモン諸島外務・貿易大臣主催の昼食会に参加しました。
4 視察
その後、以下の視察先を訪問しました。
(1)ソロモン平和慰霊公苑訪問


ガダルカナルの戦いの激戦地の一つであるアウステン山の山麓に位置するソロモン平和慰霊公苑を訪れ、戦没者に対して献花を行いました。
(2)フォーラム漁業機関(FFA)訪問


地域全体を俯瞰する観点から、地域共通の課題である違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策をより深く理解するため、マグロ等の漁業資源の持続的利用や地域協力促進を目的とする機関である(太平洋島嶼国)フォーラム漁業機関(FFA-Forum Fisheries Agency)を訪れました。同機関は、加盟国に専門知識や技術支援等の提供や加盟国・地域の水域で操業する漁船の監視などの取組を行っており、日本からも専門家を派遣しています。
(3)ソロモン海上警察本部及び巡視船訪問


海洋安全保障は地域共通の課題・関心であり、ソロモン海上警察本部及び巡視船「ギゾ」(豪州提供)を訪れ、マンガウ警察長官から海上警察の活動などについての説明の機会を得ました。海軍を保有しないソロモンにとって、領海及び排他的経済水域の監視や不審船を取り締まる能力を有する海上警察は重要な役割を担っています。
(4)不発弾処理施設訪問


不発弾処理施設を訪れ、不発弾保管庫、旧日米両軍不発弾及び武器の展示を視察しました。ソロモン国内には陸上・海中問わず戦争遺物である不発弾が依然として残っています。日本は、ソロモンにおける住民の安全確保、経済発展の観点から不発弾処理支援を米豪と連携し実施しています。
5 在留邦人との懇談会


現地時間午後6時30分(日本時間午後4時30分)から約120分間、在留邦人との懇談会に参加しました。