パラオ共和国
岩屋外務大臣によるウィップス・パラオ大統領への表敬
令和7年1月16日


現地時間1月16日午後2時10分(日本時間同日同時刻)から約15分間、大統領就任式出席のためパラオ共和国首都マルキョクを訪問中の岩屋毅外務大臣は、スランゲル・S・ウィップス・Jr パラオ共和国大統領(H.E. Surangel S. WHIPPS, Jr., President of the Republic of Palau)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、日本政府及び国民を代表してウィップス大統領の二期目の就任に祝意を述べた上で、日本とパラオは「トクベツ」な関係にあり、昨年の日・パラオ外交関係樹立30周年を経て、パラオとの「キズナ」の更なる強化に取り組みたい旨述べました。これに対し、ウィップス大統領から、岩屋大臣の大統領就任式出席を歓迎するとともに、日本との関係を特に重視しており、引き続き友好関係の発展に尽くしたい旨発言がありました。
- 岩屋大臣から、ウィップス大統領がこれまで日本との関係を重視し、特に、ALPS処理水の海洋放出について、2023年の東京電力福島第1原子力発電所視察などを通じ、その安全性に信頼を寄せていることに謝意を表明しました。
- 岩屋大臣から、3月の日本航空による直行チャーター便の運航が日本人旅行者の増加の一助となることに期待し、パラオと共に観光振興にも取り組んでいきたい旨述べ、ウィップス大統領も同意しました。
- また、岩屋大臣から、ガッパン漁港を含む持続可能なパラオ水産業振興への協力について述べるとともに、パラオの操業可能水域拡大の早期実現への期待を寄せました。さらに、遺骨収集事業へのパラオからの協力に感謝を述べるとともに、戦後80年である本年、今後の活動を加速化したい旨述べました。
- ウィップス大統領からは、日本政府及び日本国民による長年の協力や友情に深い感謝の意が表明されるとともに、パラオと日本は兄弟であり、パラオには言葉のみならず様々な日本の文化が根付いているとして、石破総理大臣とも緊密に連携し、日本と共に様々な課題に取り組みたい旨発言がありました。