パラオ共和国
薗浦内閣総理大臣補佐官のパラオ訪問
8月25日から27日まで(現地時間同日。以下同)まで,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,西銘恒三郎衆議院議員,水産庁,観光庁の関係者と共に,パラオ共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 レメンゲサウ大統領表敬
(1)26日午前,薗浦補佐官は,トミー・E・レメンゲサウ・Jr.大統領(H.E. Tommy E REMENGESAU, Jr., President of the Republic of Palau)を表敬しました。
(2)薗浦補佐官から,8月上旬の河野外務大臣のパラオ訪問を含め,ハイレベルの要人往来が続いていることは,日パラオ友好関係の進展を象徴しており,日パラオ外交関係樹立25周年の年に相応しく,引き続き日・パラオ関係を盛り上げていきたい旨述べました。
(3)これに対し,レメンゲサウ大統領から,薗浦補佐官の訪問を歓迎するとともに,これまでの日本の支援や,来年パラオで開催されるアワ・オーシャンへの協力に対して謝意が表明され,観光業を含め,更なる関係強化を期待している旨述べました。
(4)西銘議員から,漁業分野において緊密に連携していきたい旨発言がありました。
- レメンゲサウ大統領への表敬
2 オイロー副大統領表敬
同日午前,薗浦補佐官は,レイノルド・B・オイロー副大統領兼司法大臣(Hon. Raynold B. Oilouch, Vice President of the Republic of Palau/Minister of Justice)を表敬し,海上安全保障,観光や漁業等幅広い分野における協力につき意見交換を行い,「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け,引き続き,協力していくことで一致しました。
- オイロー副大統領への表敬
3 マルグ国務大臣との会談
同日午前,薗浦補佐官は,ファウスティナ・K・ルウール・マルグ国務大臣(Hon. Faustina K. Rehuher-MARUGG, Minister of State of the Republic of Palau)と会談を行い,地域情勢のほか,観光や人的交流等幅広い分野における協力につき意見交換を行いました。また,来年パラオで開催されるアワ・オーシャン,日本漁船の安定的な操業等についても,緊密に連携していくことで一致しました。
- マルグ国務大臣との会談
4 センゲバウ天然資源・環境・観光大臣との会談
同日午後,薗浦補佐官は,フレミング・ウミー・センゲバウ天然資源・環境・観光大臣(Hon. Fleming Umiich Sengebau, Minister of Natural Resources, Environment and Tourism)と会談を行い,日本漁船の安定的な操業,来年パラオで開催されるアワ・オーシャン,観光分野での協力等につき協議し,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また,西銘議員から,漁業分野において緊密に連携していきたい旨発言がありました。
- センゲバウ天然資源・環境・観光大臣との会談
5 教育省に対するスクールバス引渡式出席
同日午後,薗浦補佐官は,シントン・ソアラブライ教育大臣(Hon. Sinton Soalablai, Minister of Education)とともに,教育省に対するスクールバス引渡式に出席しました。パラオでは,遠隔地に居住する児童が使用するスクールバスが充分に配備されておらず,通学に大きな支障をきたしています。
今回,スクールバスを供与することで,パラオの児童の教育サービスへの機会が向上することが期待されます。
- 教育省に対するスクールバス引渡式出席