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日豪NZ韓(IP4)首脳会合
令和6年7月11日


現地時間7月11日午前9時5分(日本時間同日午後10時5分)から約20分間、北大西洋条約機構(NATO)首脳会合に出席するために米国・ワシントンD.C.を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、クリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相(Rt. Hon. Christopher LUXON, Prime Minister of New Zealand)、尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領(H.E. Mr. Yoon Suk Yeol, President of the Republic of Korea)、及びリチャード・マールズ・オーストラリア連邦副首相兼国防大臣(The Hon. Richard Marles MP, Deputy Prime Minister and Minister for Defence of the Commonwealth of Australia)との間で、日豪NZ韓(IP4)首脳会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。会合後、別添の共同声明が発出されました。
- 冒頭、岸田総理大臣から、日豪NZ韓4か国の結束は、地域及び国際社会全体の平和と安定の礎であり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた力の源泉でもある旨述べるとともに、世界のいかなる場所であっても、力又は威圧による一方的な現状変更は断じて許容されない旨述べました。
- 4か国の首脳は、北朝鮮を含む地域の戦略環境について意見交換を行い、先般の露朝首脳会談の結果も踏まえた露朝間の軍事協力の進展に対する重大な懸念を共有しました。その上で、4か国の首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は益々不可分となっているとの認識の下、インド太平洋地域の課題について欧州諸国(NATO加盟国)とも引き続き意思疎通や協力を深めていくことを確認しました。
- 4か国の首脳は、4か国の間で深まる戦略的一致や協力を基盤として、共に自由で開かれたインド太平洋の実現に取り組むことを確認しました。