太平洋諸島フォーラム(PIF)

平成30年9月5日
域外国対話の様子
ワンガ・ナウル大統領(PIF議長)との会談

堀井巌外務大臣政務官は9月3日から5日まで,ナウル共和国を訪問し,総理特使として第30回太平洋諸島フォーラム(PIF)域外国対話に出席したところ,概要以下のとおりです。

  1. 9月4日,ナウル共和国において,第30回PIF域外国対話が開催され,議長国ナウルのワンガ・ナウル大統領が議長を務め,PIF加盟国首脳及び閣僚と域外国(日本を含む対話パートナー)の代表により域外国対話が実施されました。
  2. 堀井巌政務官は,海洋安全保障強化に係るセッションにおいて,ステートメント(仮訳(PDF) / 英語(PDF))を行い,日本は,自由で開かれたインド太平洋戦略に基づき地域の平和と繁栄に深くコミットしていくこと,また,PALM8で安倍総理から表明したとおり,我が国は法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を守るため,海上保安分野の能力構築支援や海洋の連結性強化の分野で協力していくこと等について述べました。また,北朝鮮問題についても言及し,安保理決議に基づく対北朝鮮措置の完全な履行のため,太平洋島嶼国と協力していくことを表明しました。
  3. また,堀井巌政務官は,3日,フリッチ仏領ポリネシア大統領,シルク・マーシャル外相,ジェルマン・ニューカレドニア大統領,パトPNG外相と,4日,サルワイ・バヌアツ首相,ホウエニプエラ・ソロモン首相,クリスチャン・ミクロネシア大統領,ワンガ・ナウル大統領,タランギ・ニウエ首相,マルグ・パラオ外相,ソポアンガ・ツバル首相,コヤ・フィジー産業貿易大臣と,5日,ラストン豪州国際開発・太平洋補佐大臣,ピーターズNZ外相,フィールド英閣外大臣と二国間会談を行いました。堀井巌政務官からは,本年5月に実施された第8回太平洋・島サミットのフォローアップ,北朝鮮情勢,国際場裡での協力等につき我が国の立場を説明し,各国からは,我が国と太平洋島嶼国の共通の課題での協力が表明された他,様々な分野における我が国の外交政策に対する支持や我が国の政府開発援助への謝意が表明されました。

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