ニュージーランド

平成30年10月15日
日・ニュージーランド外相会談
日・ニュージーランド外相会談
日・ニュージーランド外相会談

 15日,午前10時30分(日本時間午前6時30分)から約30分間,ニュージーランドのウェリントンを訪問中の河野太郎外務大臣は,ウィンストン・ピーターズ・ニュージーランド副首相兼外務大臣(Rt. Hon. Winston Peters, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of New Zealand)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,河野外務大臣から,日本とニュージーランドは基本的価値を共有し,政治・外交,経済等幅広い分野で協力する「戦略的協力パートナー」であり,ピーターズ外務大臣と共にこの関係を一層強化したい旨述べました。これに対し,ピーターズ外相から,河野大臣の訪問を歓迎する,日本との関係を強化していきたい旨述べました。
  2.  両外務大臣は,インド太平洋地域が様々な課題に直面する中,人的交流を含め幅広い分野でこの「戦略的協力パートナーシップ」を更に深化させていくことを確認しました。
  3. また,両外務大臣は,日・ニュージーランド双方にとって戦略的重要性を有する太平洋島嶼国地域について,海洋安全保障や連結性強化を始め,様々な分野で両国間で協力を深めていくことで一致しました。
  4.  さらに,両外務大臣は,北朝鮮情勢について意見交換し,全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄の実現に向けた連携を確認しました。また,安保理決議の完全な履行の重要性につき一致し,その実効性を確保するため,「瀬取り」への対処を含め,引き続き日・ニュージーランドで協力していくことを確認するとともに,河野外務大臣からピーターズ外務大臣に対し,「瀬取り」対処のための哨戒機の派遣に対する謝意を伝えました。さらに,河野外務大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ピーターズ外務大臣の支持を得ました。
  5.  両外務大臣は,東シナ海及び南シナ海問題を始めとする地域情勢についても意見交換を行いました。

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