マーシャル諸島共和国

平成31年1月18日

 1月16日から18日(現地時間同日。以下同)まで,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,外務省,水産庁,経済産業省,国土交通省,海上保安庁,環境省,防衛省の関係者と共に,マーシャル諸島共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 ハイネ大統領との会談

(1)17日,薗浦補佐官は,ヒルダ・C・ハイネ大統領(H.E. Dr. Hilda C. Heine, President)と約1時間,会談を行いました。会談には,シルク外務貿易大臣,ワセ財務大臣を始め,マーシャル諸島共和国の10閣僚が同席しました。

(2)薗浦補佐官から,昨年マーシャル諸島で実施した日・マーシャル諸島外交関係樹立30周年式典は大成功であったと聞いており,今後二国間関係を抜本的に強化させたい旨述べました。これに対し,ハイネ大統領から,これまでの日本の支援に対して深い謝意が表明されるとともに,日本の推進する自由で開かれたインド太平洋のビジョンへの強い支持の意が表されました。

(3)両者は,海洋安全保障,経済社会開発,防災,貿易投資,観光,環境,漁業等幅広い分野において意見交換を行い,重層的な日・マーシャル関係の発展に向け,引き続き,協力していくことで一致しました。また,日本漁船の安定的な操業,遺骨収集事業等について,緊密に連携していくことで一致しました。

(4)両者は,北朝鮮情勢を含む地域情勢や国際場裏における協力に関して意見交換を行いました。

2 東太平洋戦没者の碑

17日,薗浦補佐官は,マジュロ市内にある東太平洋戦没者の碑を訪問し,献花を行いました。同訪問にはムラー公共公益事業・インフラ大臣他マーシャル側政府関係者も参加しました。

3 その他

 薗浦補佐官は,我が国経済協力案件であるマジュロ廃棄物公社やマジュロ病院,魚市場を視察した他,ハイネ大統領主催夕食会に出席し,二国間関係や地域情勢等にかかる意見交換を行いました。


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