ミクロネシア連邦
日・ミクロネシア首脳会談
平成27年5月22日
クリスチャン・ミクロネシア大統領と握手を交わす安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
日・ミクロネシア首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
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本22日、午後5時24分から約15分間、安倍晋三内閣総理大臣は、第7回太平洋・島サミット(PALM7)出席のため福島県いわき市滞在中のピーター・マーティン・クリスチャン・ミクロネシア連邦大統領(H.E. Mr. Peter Martin Christian, President of the Federated States of Micronesia)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 安倍総理大臣から、大統領就任への祝意と先般の天皇皇后両陛下のパラオ御訪問の際の協力への謝意を表明するとともに、クリスチャン大統領の来日を歓迎しました。また、東日本大震災の際の支援への謝意を改めて表明し、被災地でのPALM7を共に成功させ、日本と太平洋諸島の新たなパートナーシップを築きたい旨述べました。さらに、先般の台風被害に対してお見舞いを表明するとともに、クリスチャン大統領と共に長い交流の歴史のある両国関係を更に発展させたい旨伝えました。
- これに対し、クリスチャン大統領から、先般の天皇皇后両陛下のパラオ御訪問にミクロネシアとして関与できたことは光栄であった旨応答しました。また日本がかつて供与した船舶が先般の台風被害の際に被災者の輸送に役立ったエピソードを紹介しつつ、日本の長年に亘る協力に感謝の意が示されました。また、震災から4年を経て力強く復興するいわき市を訪問できたことへの満足の意が示されました。
- また、安倍総理大臣から、被災地の復興支援、気候変動・防災対策のため計4億円の資金協力を行う考えを表明し、ミクロネシアの早期復興を祈念するとともに、ミクロネシアの持続可能な開発を引き続き力強く支援していく旨述べました。
- さらに、安倍総理大臣から、世界津波の日の国連への提案について協力を求めたところ、クリスチャン大統領から賛意が示されたほか、両首脳は、気候変動、漁業、国連安保理改革等の国際社会における課題及び協力について意見交換を行いました。