ミクロネシア連邦
小田原外務大臣政務官のミクロネシア連邦訪問(結果)
平成28年9月23日
ステートメントの様子
クリスチャン大統領表敬
ディオン・カナダ外相との会談
9月8日から12日まで,小田原潔外務大臣政務官(総理特使)は,太平洋諸島フォーラム(PIF)域外国対話に出席するためミクロネシア連邦を訪問したところ,概要以下のとおりです。
1 PIF域外国対話
- (1)11日,首都パリキールで第28回PIF域外国対話が開催され,議長国ミクロネシア連邦のクリスチャン大統領が議長を務め,PIF加盟国首脳及び閣僚と域外国(日本を含む対話パートナー)の代表により域外国対話が開催されました。
- (2)冒頭,議長から「仏領ポリネシア」及び「ニューカレドニア」がPIFの正式なメンバーとして承認されたこと,更に「ドイツ連邦共和国」が17番目の域外国として承認されたことが報告され,第47回PIF総会において採択されたコミュニケ及び付属文書「太平洋における強靱な開発のための枠組み」,「ポンペイ声明:気候変動及び災害リスクに対する太平洋の強靱性の強化」,「ポンペイ海洋声明:持続可能性への道」が配布されました。
- (3)議長の紹介により,カナダのディオン外務大臣に続き,小田原政務官がステートメント(日本語(PDF)/英語(PDF))を行い,小田原政務官は,PIFとの協力の重要性について述べるとともに,太平洋島嶼国の喫緊の課題である気候変動対策を始めとした,太平洋・島サミットのプロセスを通じた経済分野,人材育成等の様々な分野における日本と太平洋島嶼国との協力関係の更なる強化が重要である旨述べました。
- (4)域外国の発言を受け,PIF加盟国から域外国の協力に対する謝意表明及び更なる協力関係の強化が重要である旨の発言があり,域外国から今後の更なる協力関係の構築についての決意が述べられました。
2 二国間会談
- (1)小田原政務官は,PIF加盟国の首脳及び閣僚である,クリスチャン・ミクロネシア連邦大統領,トゥイラエパ・サモア首相,サルワイ・バヌアツ首相,マカリーNZ外務大臣,パト・パプアニューギニア外務・移民大臣,クンブアンボラ・フィジー外務大臣,シルク・マーシャル諸島外務大臣,ウェルズ豪国際開発・太平洋大臣及び域外国であるカナダのディオン外務大臣と二国間会談や立ち話を行いました。
- (2)小田原政務官は,北朝鮮による核実験や海洋の安全保障に関する日本の考え方を説明しました。また,太平洋によって結ばれた重要なパートナーとして,友好関係の深化を歓迎すると共に,気候変動,防災等,共通課題に対する協力や国際場裡での連携を含め,幅広い分野で両国関係を進展させたい旨述べました。
- (3)各国からは,我が国と太平洋島嶼国の共通の課題に対する協力が表明された他,様々な分野における我が国への外交政策に対する支持や島嶼国からは我が国の政府開発援助への謝意が表明されました。