オーストラリア連邦
日豪首脳会談
令和6年9月21日


現地時間9月21日午後1時25分(日本時間9月22日午前2時25分)から約35分間、日米豪印首脳会合に出席するため米国ウィルミントンを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Hon. Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と日豪首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、アルバニージー首相のリーダーシップの下、新たな次元に引き上げられた日豪間の「特別な戦略的パートナーシップ」をこれからも維持・強化していきたい旨述べました。これに対して、アルバニージー首相から、これまで日豪間の協力を牽引してきた岸田総理のリーダーシップに敬意が表されました。
- 両首脳は、安全保障分野を含む二国間協力や、地域・国際情勢について率直な意見交換を行い、日豪の幅広い戦略認識の一致を改めて確認しました。
- 両首脳は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)、経済安全保障分野での協力強化を確認しました。また、岸田総理大臣から、ALPS処理水に関し、先日、日中間で、日本産水産物の輸入規制撤廃に向けた重要な一歩となる合意に至った旨説明し、アルバニージー首相から前向きな評価が示されました。
- また、両首脳は、両国の人的交流の拡大についても意見交換し、特に若い世代の交流の重要性で一致しました。
- また、岸田総理大臣は、豪州のFMCT(核兵器用核分裂性物質生産禁止条約)フレンズへの参加を歓迎するとともに、両首脳は、「核兵器のない世界」の実現に向けて引き続き緊密に連携していくことを確認しました。