オーストラリア連邦
日豪首脳会談
令和3年9月24日

(写真提供:内閣広報室)

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現地時間9月24日午前8時35分(日本時間午後9時35分)から約70分間、日米豪印首脳会合出席のため訪米中の菅義偉内閣総理大臣は、スコット・モリソン・オーストラリア連邦首相(The Hon Scott Morrison, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と朝食を挟みつつ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、首脳会談の最後約10分間は、両首脳だけで会談が行われました。
- 両首脳は、日豪両国の「特別な戦略的パートナーシップ」が両首脳の下で一層強化されたことを確認しました。また、両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、安全保障や経済の分野で両国関係を前進させることを含め、日豪両国で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- また、両首脳は、インド太平洋地域における戦略的競争に対応するために、日米豪印の協力を含め、日豪が同盟国・同志国との連携を強化していくことの重要性を確認しました。この中で、菅総理から、豪英米三国間安全保障パートナーシップ(AUKUS)の創設を日本として歓迎する旨述べました。
- 両首脳は、経済的威圧や、東シナ海や南シナ海における力による一方的な現状変更の試みへの強い反対の意を改めて共有しました。
- さらに、両首脳は、東南アジアに関し、「自由で開かれたインド太平洋」実現の要であるASEANの中心性・一体性を引き続き支持しつつ、日豪や日米豪印で連携して具体的な取組を進めていくことを確認しました。
- 両首脳は、北朝鮮についても意見交換し、菅総理大臣から、北朝鮮による先般の弾道ミサイル発射は安保理決議違反であり強く非難した、北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであると述べ、両首脳は安保理決議の完全な履行の重要性を確認しました。最後に、菅総理大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求め、モリソン首相の支持を得ました。