オーストラリア連邦

平成31年3月4日
オーストラリア人元戦争捕虜(POW)関係者による阿部副大臣表敬1
オーストラリア人元戦争捕虜(POW)関係者による阿部副大臣表敬2

3月1日午前10時00分から約30分間,外務省の招待で訪日中のオーストラリア人元戦争捕虜の孫1名,同じく姪1名及び全豪退役軍人会(Returned and Services League)職員1名の計3名が,阿部副大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 阿部副大臣から,この招待が和解と両国の友好に資することを望む旨述べるとともに,これまでの日豪草の根交流計画によるオーストラリア人元戦争捕虜(POW)の訪日や一昨年の記念事業における全豪退役軍人会の多大な貢献に感謝する,今後は,元POWの二世,三世の世代等との交流を通じて,日豪戦後和解の成功を次世代に伝え,日豪間の和解と友好を一層促進していきたい旨述べました。
  2. これを受け,元POW関係者側は,日本政府の招待に感謝し,訪日できたことを嬉しく思う旨述べるとともに,日豪の未来志向の友好関係の更なる強化のために引き続き協力していきたい旨述べました。また,次の世代にも今回の訪日の体験談を引き継いでいきたい旨述べました。
  3. さらに,阿部副大臣から,是非この機会に日本滞在を楽しんでいただきたい,また今年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際にも是非再び訪日していただきたい旨述べ,元POW関係者との間で,日豪友好・協力関係のため,引き続き尽力していくことで一致しました。
[参考]日豪草の根交流計画事業実績 平成9年度から平成17年度まで,本件計画事業(第一次)として,元戦争捕虜を含む退役軍人関係者計59名を招待。平成22年度から本件計画事業(第二次)を開始し,毎回3~5名の元戦争捕虜及び各付添人を招待し,累計で123名を招待。訪日できる豪州人元戦争捕虜本人が少なくなってきたことから,本人の訪日には一区切りをつけることとし,2017年後半に,キャンベラと東京において,本件事業の成果を振り返る記念事業を実施した。

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