オーストラリア連邦
日豪外相会談
平成30年8月3日


8月3日,午前11時30分から約40分間,ASEAN関連外相会合出席のためシンガポールを訪問中の河野太郎外務大臣は,滞在中のジュリー・ビショップ・オーストラリア連邦外務大臣(The Hon Julie BISHOP, MP, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,ビショップ外務大臣から,自由で,開かれ,包摂的で,繁栄したインド太平洋地域の実現に向け,日本とオーストラリアは一致している,本年1月のターンブル首相の訪日や,7月のチオボー貿易・観光・投資大臣の訪日を通じて,両国間の連携は緊密である旨述べました。これに対し,河野外務大臣は,自由で開かれたインド太平洋のために,よく連携していきたい旨応じました。
- 両外務大臣は,北朝鮮について意見交換し,全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄(CVID)の実現に向けた連携を確認するとともに,関連安保理決議の完全な履行が重要であることで一致し,「瀬取り」への対応を含め,日豪で協力して対処していくことを確認しました。
- また,両外務大臣は,二国間関係や,南シナ海及び太平洋島嶼国をめぐる日本とオーストラリアとの連携についても意見交換を行いました。