オーストラリア連邦
日豪サイバー政策協議 共同プレスリリース
平成27年2月13日
2月13日(金曜日)、キャンベラにおいて、第1回日豪サイバー政策協議が開催された。安倍晋三内閣総理大臣とトニー・アボット豪首相は、2014年4月7日に東京で開催された日豪首脳会談において、この協議の開催に合意した。この対話は、二国間及び国際的な問題に関する両国の広範な関与と長期間に及ぶ協力関係を反映するものである。
日本とオーストラリアは、双方の政策について理解を深め、サイバー空間に関する国際的な規範作りや、国家の行動への国際法の適用を含むサイバーに関する主要な国際的議題について意見交換を行った。両国は、ASEAN地域フォーラム(ARF)やサイバーセキュリティに関するその他の地域的・国際的な協議の場で、サイバー空間におけるリスク軽減のため、信頼醸成措置を講じる協力を行うことを再確認した。また、両国は、サイバー犯罪対策、重要インフラ防護、2020年東京オリンピック・パラリンピック等の主要イベントに対するサイバーセキュリティ、アジア太平洋地域の域内国のサイバーセキュリティ能力強化といった分野での二国間協力の可能性について協議した。日本とオーストラリアは、地域や国際場裏における共通のサイバー脅威への対応及び協力のため、協議を継続していく。
この政府横断的な協議の共同議長は、岡田隆外務省サイバー政策担当大使とイアン・ビッグス豪外務貿易省戦略情報部長が務め、日本から、外務省、内閣サイバーセキュリティセンター、国家安全保障局、内閣情報調査室、警察庁、経済産業省、防衛省の関係者が、豪側からは、外務貿易省、首相府、司法省、通信省、豪連邦警察、豪犯罪委員会、豪信号局の関係者がそれぞれ出席した。
日本は、来年、東京で第二回協議を主催する。