オーストラリア連邦
都立多摩動物公園におけるタスマニアデビルの披露式典
平成28年6月13日
- 11日,オーストラリア・タスマニア島のみに生息するタスマニアデビル2頭が,都立多摩動物公園に引き渡されました。同動物園内において行われた,東京都建設局及び公益財団法人東京動物園協会主催のタスマニアデビルの披露式典に,外務省及び在京オーストラリア大使館から,それぞれ関係者が出席しました。
- 本年は日豪友好協力基本条約締結40周年にあたりますが,今回の引渡しが,多くの国民が豪州をより身近に感じる一つの機会になるとともに,タスマニアデビルの魅力と保全の必要性が認識されることが期待されています。
- 【参考】タスマニアデビルの保全
- (1)タスマニアデビルは,顔面に腫瘍ができる伝染病(Devil Facial Tumour Disease: DFTD)の影響で,近年,急速に生息数が減少し,野生絶滅の危機に瀕しています。
- (2)このような中,2008年,豪州が国レベルで保全プログラムを構築し,世界各地の動物園にタスマニアデビルの受け入れ検討を広く呼びかけました。今回,都立多摩動物公園はアジアの動物園として初めて,タスマニアデビルの保全プログラムに参画し,その飼育展示や普及啓発に取り組んでいます。
- 【参考】日豪友好協力基本条約(1976年)
- 両国の政府及び国民が,長期的展望に立って,経済,貿易のみならず,政治,文化,社会等幅広い分野において,相互の理解を更に深め友好協力関係を更に拡大強化して行くための確固たる基礎を築くことを目的に,1976年6月16日,東京において,当時の三木総理大臣とフレーザー豪首相の間で署名された条約です(1977年8月21日発効)。