オーストラリア連邦
日豪首脳会談
令和4年9月27日


9月27日、午前10時20分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のアンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Hon. Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、アルバニージー首相の国葬儀参列やオーストラリア各地でのライトアップ、議会両院での追悼決議など、安倍元総理大臣の逝去に当たってオーストラリアから示された特別な配慮に謝意を表明しました。これに対し、アルバニージー首相からは、安倍元総理大臣と日本に対する敬意を示すために、現職と元首相3人から成る代表団で訪日した旨述べました。
- 両首脳は、安保・防衛協力を始め、日豪関係を更に発展させていくとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け両国の連携をより一層深化させていくことで一致しました。
- 両首脳は、資源・エネルギーの安定供給及び水素などの新たな分野における協力を発展させていくことの重要性を確認しました。
- 両首脳は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)や、太平洋島嶼国を含む地域情勢についても意見交換し、これらについての日豪両国の連携を深化させることで一致しました。また、9月25日の弾道ミサイル発射を始めとする核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
- 会談後、岸田総理大臣は、アルバニージー首相と共に、国葬儀に参列したジョン・ハワード・オーストラリア連邦元首相、トニー・アボット同元首相及びマルコム・ターンブル同元首相の3名を交えて懇談し、安倍元総理大臣の功績を振り返りながら、その遺志を継いで日豪関係を一層発展させていくことで一致しました。