オーストラリア連邦
日豪首脳会談
令和3年6月13日
現地時間6月13日午前7時30分(日本時間午後3時30分)から約60分間、菅義偉内閣総理大臣は、G7コーンウォール・サミットに招待され英国を訪問中のスコット・モリソン・オーストラリア連邦首相(The Hon Scott Morrison, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と朝食を挟みつつ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、首脳会談の最後約20分間は、両首脳だけで会談が行われました。
- 両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、幅広い分野での日豪協力を更に深めていくことを確認しました。また、3月の日米豪印テレビ首脳会議の成果を基礎に、引き続き日米豪印協力を具体的に推進していくことで一致しました。また、ASEAN諸国・欧州諸国との協力を推進していくことで一致しました。
- 両首脳は、日豪間の安全保障分野の協力を着実に推進させ、日豪関係を更なる高みへと引き上げていく意思を確認しました。また、両首脳は、日豪の経済分野における協力は、地球規模課題への対応をリードしていくためにも重要との認識で一致しました。その上で、両首脳は、アジア等のエネルギー移行の支援を含む「技術を通じた脱炭素化に関する日豪パートナーシップ」(日本語(PDF)/英語 (PDF))の発表を歓迎し、日豪経済関係を官民一体となって推進させていく重要性を確認しました。
- 両首脳は、経済的威圧や、力による一方的な現状変更の試みの継続・強化への強い反対の意を共有しました。
- 両首脳は、北朝鮮への対応を始めとする地域の諸課題についても意見交換を行い、引き続き協力していくことで一致しました。
- モリソン首相より、東京オリンピック・パラリンピック開催に対する支持が改めて表明されました。