国・地域
日米韓外相会合
令和7年7月11日


現地時間7月11日午前10時10分(日本時間同日午前11時10分)から約40分間、ASEAN関連外相会議に出席するためマレーシアの首都クアラルンプールを訪問中の岩屋毅外務大臣は、マルコ・ルビオ米国国務長官(The Honorable Marco Rubio, Secretary of State of the United States of America)及び朴潤柱(パク・ユンジュ)韓国外交部第一次官(His Excellency Park Yoonjoo, 1st Vice Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で、日米韓外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 三者は、我々を取り巻く戦略環境が厳しさを増す中、強固な日米同盟・米韓同盟、そして日米韓の連携が引き続き重要であることを再確認しました。また、日米韓が具体的な協力を積み重ねていることを歓迎しつつ、引き続き結束を強化し、地域の安定と繁栄を追求していくことで一致しました。
- 三者は、北朝鮮に関する最近の動向について議論し、特に、核・ミサイル開発について、深刻な懸念を表明するとともに、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向けての三か国のコミットメントを再確認しました。また、露朝軍事協力の進展及び核・ミサイル計画の資金源となる暗号資産窃取を含む悪意あるサイバー活動等について、緊密に連携して対応していくことを再確認しました。さらに、拉致問題について、米韓両政府の一貫した支持が両者から改めて示され、岩屋大臣から謝意を表明しました。
- また、三者は、力又は威圧による一方的な現状変更の試みを含む地域情勢についても意見交換し、日米韓で緊密に連携していくことを確認しました。加えて、経済安全保障等の分野でも、具体的な協力を進展させていくことで一致しました。