北朝鮮
日米韓首脳会談
令和4年6月29日

現地時間6月29日午後2時33分(日本時間同日午後9時33分)から約20分間、NATO首脳会合のためスペイン・マドリードを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr. President of the United States of America)及び尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領との間で日米韓首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理から、核実験を含め、北朝鮮による更なる挑発行為の可能性も排除されない中、バイデン大統領の訪日・訪韓で確認されたとおり、日米同盟・米韓同盟の抑止力を高めることを含め、日米韓の連携強化は不可欠である旨述べ、三か国の首脳は、北朝鮮への対応に関する日米韓協力を一層推進していくことで一致しました。
- 三か国の首脳は、北朝鮮の核・ミサイル活動について深刻な懸念を共有した上で、北朝鮮の完全な非核化に向けた今後の対応についてすり合わせを行いました。
- 具体的には、地域の抑止力を一層強化する重要性について認識を共有した上で、日米韓の安全保障協力を推進していくことで一致しました。また、国連安保理決議の完全な履行を確保するとともに、国連安保理での対応について引き続き連携していくことで一致しました。さらに、外交の重要性についても認識を共有し、この観点からも日米韓で一層緊密に連携していくことを確認しました。
- 岸田総理から、拉致問題について、バイデン大統領及び尹大統領の引き続きの理解と協力を求め、両首脳から支持を得ました。