大韓民国

令和7年1月13日
握手をする日韓両国外相
日韓外相会談の様子

 現地時間1月13日午後3時35分(日本時間同日同時刻)から約95分間、韓国・ソウルを訪問中の岩屋毅外務大臣は、趙兌烈(チョ・テヨル)韓国外交部長官と日韓外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣は、昨年末に韓国の務安国際空港で発生した旅客機事故に関してお見舞いの言葉を述べるとともに、今般の訪問に当たっての韓国側の歓迎に謝意を表しました。
  2. 両外相は、日韓は互いに国際社会のさまざまな課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国であり、現下の戦略環境の下、日韓関係の重要性は変わらないことを、改めて強調しました。本年の日韓国交正常化60周年のスタートに当たり、両国間の協力を紡いでいくことの重要性を確認するとともに、この節目の年を通じて、両国国民、特に日韓関係の未来を担う若者の交流を更に後押ししていくことで一致しました。本年、日本では「2025年大阪・関西万博」が、韓国ではAPECが開催予定であり、これらの大型行事が成功するよう、互いに協力していくことでも一致しました。
  3. また、両外相は、北朝鮮への対応を始めとする地域情勢についても意見交換を行いました。北朝鮮については、核・ミサイル活動や北朝鮮兵士の対ウクライナ戦闘への参加を含むロシアとの軍事協力の一層の進展に対する深刻な懸念を共有し、引き続き、日韓、日韓米で緊密に連携することを確認しました。岩屋大臣から、拉致問題の即時解決に向けた韓国政府の一貫した支持に改めて謝意を表しました。
  4. さらに、両外相は、日韓米の連携について、北朝鮮への対応のみならず、特にインド太平洋や経済安全保障の課題に積極的に取り組んでいくことで一致しました。
  5. 両外相は、日韓関係の良好な基調を維持・発展させていくべく、引き続き頻繁に意思疎通していくことを確認しました。

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