大韓民国
日韓首脳電話会談
平成29年8月7日
本7日16時から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との間で日韓首脳電話会談を行ったところ,概要は以下のとおり。
1 冒頭安倍総理から,7月28日深夜の北朝鮮によるICBM級弾道ミサイル発射により,日米韓にとって北朝鮮の脅威が増大した旨述べつつ,北朝鮮とは対話のための対話では意味がない,今は対話ではなく圧力をかける局面である旨述べた。
これに対して,文(ムン)大統領から,第三次安倍内閣発足に対する祝意を述べた後,北朝鮮のミサイル発射に対する見方は総理と同じである,昨日,国連安保理決議第2371号が中国及びロシアを含め全会一致で迅速に採択されたことを評価しており,今後その履行が重要である,今は対話の環境は整っておらず,制裁を強めていく時期であり,対話のための対話をするつもりはない旨の発言があった。
2 続いて,安倍総理から,我が国も安保理理事国として採択に向け全力を尽くした国連安保理決議第2371号は,日韓米の結束が基調となって実現したものである,新決議を含む安保理決議(PDF)の履行は極めて重要である旨述べた。
3 さらに,安倍総理からは,韓国との間では,安全保障面における関係当局間の様々なレベルで重層的に意思疎通を図り,協力を進化させていきたい旨述べ,引き続き,日韓・日韓米で連携していくことで一致した。