大韓民国

令和4年5月9日
会談を前に、並んで記念撮影に応じる林外務大臣と、朴振(パク・チン)外交部長菅候補の様子
林外務大臣と朴振(パク・チン)外交部長菅候補が会談を行っている様子

 現地時間5月9日午後7時20分から約2時間(日本時間同じ)、韓国大統領就任式に出席するため総理特使として韓国・ソウルを訪問中の林芳正外務大臣は、朴振(パク・チン)韓国外交部長官候補との間で会談(夕食会)を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両者は、ルールに基づく国際秩序が脅かされている現下の国際情勢において、日韓、日韓米の戦略的連携がこれほど必要な時はなく、日韓関係の改善は待ったなしであるとの認識で一致しました。
  2. 林外務大臣から、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり、そのためには旧朝鮮半島出身労働者問題を始めとする日韓間の懸案の解決が必要である旨述べました。
  3. 両者は、日韓関係のこれ以上の悪化を放置してはならないとの認識で一致するとともに、日韓間の懸案等について、これらを早期に解決すべく、今後、ハイレベルの間も含め、両政府間でスピード感を持って協議していくことで一致しました。
  4. 両者は、北朝鮮への対応を含め、日韓米協力を強化していくことで一致しました。
  5. 林外務大臣から、ロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、これは欧州に留まらず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態である旨述べました。

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