報道発表

1　10月11日から13日まで，東京において，日中社会保障協定（仮称）の締結に向けた第8回政府間交渉が開催されました。

2　この会合には，日本側から野村恒成外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第二課長，藤田一郎厚生労働省年金局国際年金課長のほか外務省及び厚生労働省関係者が，中国側から馬何祖（ま・かそ）人力資源・社会保障部国際合作司副司長のほか中国政府関係者が出席しました。

3　今回の会合における議論の概要は以下のとおりです。
（1）この協定の締結により，社会保険料の二重払い等の問題を解決し，個人及び企業の負担を軽減することで，両国間の人的交流及び経済交流を促進するべく，両国の社会保険制度の適用調整等について議論を行うとともに，協定案文についても具体的な検討を進め，多くの論点について，進展を得ることができました。
（2）日中双方は，この交渉を早期に妥結させるために，今後もより一層積極的に協力し，外交ルートを通じて調整していくことで一致しました。