中華人民共和国
日中外相電話会談
令和7年10月28日
10月28日、午後2時から約30分、茂木敏充外務大臣は、王毅(おう・き)中国外交部長と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、王毅外交部長から茂木大臣の外務大臣再任に対する祝意が伝えられました。
- 茂木大臣から、国際情勢が大きく変わる中で日中両国が担う責任は大きくなった旨述べ、双方は、日中両国が「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築するという大きな方向性を共有していることを確認しました。
- 双方は、こうした大きな方向性の下、課題と懸案を減らし、理解と協力を増やしていくことで一致しました。また、そのために外交当局の果たす役割の大きさを再確認しました。
- 茂木大臣から、中国によるレアアース関連の輸出管理措置についての強い懸念を表明するとともに、尖閣周辺海域など東シナ海での中国の活動に対する深刻な懸念を改めて伝え、拘束中の関連邦人の早期釈放と在留邦人の安全確保を求めました。
- また、茂木大臣から、日本産水産物の輸入の円滑化に加え、日本産牛肉の早期の輸入再開、10都県産の農水産物など残された輸入規制の撤廃を働きかけました。
- 双方は、首脳や外相を含め、様々なレベルでの意思疎通を行う重要性について確認しました。

