中華人民共和国

令和5年11月14日
日中企業家及び元政府高官対話歓迎レセプションで挨拶を行う堀井外務副大臣

 11月14日、堀井巌外務副大臣は、都内ホテルにおいて、開催された第9回日中企業家大会及び元政府高官対話(日中CEO等サミット)の歓迎レセプションに出席したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、畢井泉(ヒツ・セイセン)・中国国際経済交流センター常務副理事長による主催者代表挨拶に続き、堀井巌・外務副大臣、岩田和親・経済産業副大臣、呉江浩・駐日中国大使からそれぞれ挨拶が行われました。
  2. 堀井外務副大臣からの挨拶は以下のとおりです。

 皆さんこんばんは。外務副大臣の堀井巌です。多くの中国の企業家の皆様の来日を心から歓迎します。

 この度、「第9回日中企業家及び元政府高官対話」、いわゆる「日中CEO等サミット」が4年ぶりにこうして対面にて開催されますことに、心よりお祝いを申し上げます。また、このサミットの開催に当たり御尽力された福田元総理、曽培炎・中国国際経済交流センター前理事長、主催者である経団連、中国国際経済交流センターを始め、全ての関係者の皆様に心からの敬意を表します。

 昨年、日中両国は国交正常化50周年という大きな節目を迎え、そして本年は、日中平和友好条約締結45周年に当たります。この間、日中関係は様々な起伏を経てきましたが、その中にあって日中経済界の交流が、日中関係の重要な基礎としての役割を果たしてきたことは、改めて強調されるべきだと考えます。

 日本にとって、中国は16年連続で最大の貿易相手国であり、中国にとって、日本は3番目の貿易相手国かつ直接投資国でもあります。中国に進出している日本企業の拠点は約31,000を数え、世界で最も多く、また中国で多くの雇用を生み出しています。

 まさに切っても切れない関係にあるがゆえに、両国間には解決すべき課題や懸案が色々あるのも事実です。ポスト・コロナにおける日中経済交流を活性化させていくためにも、透明、予測可能かつ公正なビジネス環境の確保を通じ、互いの正当なビジネス活動が保障されることが重要です。

 今回のサミットにおいても、建設的な議論を通じて日中経済関係を推進する新しい力が得られることを祈念し、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

(参考)
 「日中企業家及び元政府高官対話」(日中CEO等サミット)は、福田康夫元総理と曽培炎元国務院副総理の提案により、経団連と中国国際経済交流センターとの間で2015年に第1回会合を実施。その後、日中経済界同士の交流強化や協力促進を目的に、日中で交互に毎年開催している。


中華人民共和国へ戻る