中華人民共和国

令和2年9月25日

 9月25日、午後9時から約30分間、菅義偉内閣総理大臣は、習近平・中華人民共和国主席との間で、初めての日中首脳電話会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1 習主席からは、内閣総理大臣就任への祝意の言葉をいただいた上で、日中関係を引き続き発展させていくことへの意欲が示された。菅総理からは、日中の安定した関係は、両国のみならず地域及び国際社会のために極めて重要であり、共に責任を果たしていきたい旨述べた。

2 また両首脳は、新型コロナウイルス感染症に関して、引き続き、両国が様々なルートで連携していくこと、及び、経済関係者の往来再開の早期実現に向け、引き続き協議を行っていくことを確認した。

3 その後、二国間の懸案事項に加え地域・国際社会の課題についても議論が及んだ。この中で、菅総理から、拉致問題を含む北朝鮮への対応について提起し、引き続き日中が連携していくことを確認した。

4 最後に、菅総理から、今後も首脳間を含むハイレベルで緊密に連携を行っていくことの重要性を指摘したのに対し、習主席からも賛意が示され、会談を終えた。

【参考】最近の日中首脳電話会談
  (注)肩書はいずれも当時のもの。

2007年9月28日 福田康夫総理=温家宝総理
2010年6月13日 菅直人総理=温家宝総理
2011年4月12日 菅直人総理=温家宝総理
2011年9月6日 野田佳彦総理=温家宝総理
2018年5月4日 安倍晋三総理=習近平国家主席

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