モンゴル国

令和3年7月22日
ロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ・モンゴル首相と菅総理大臣 オヨーンエルデネ・モンゴル首相と菅総理大臣 (写真提供:内閣広報室)

 7月22日、午後3時30分から約30分間、菅義偉内閣総理大臣は、東京オリンピック開会式に出席するために訪日中のロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ・モンゴル首相(H.E. Mr. Luvsannamsrai OYUN-ERDENE, Prime Minister of Mongolia)との間で首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 菅総理大臣から、オヨーンエルデネ首相の就任後初の外遊としての訪日を歓迎するとともに、万全な感染対策を講じ、安全・安心な東京オリンピック・パラリンピック競技大会を実現する決意を述べた上で、「戦略的パートナー」である日モンゴルの協力を一層深化させていきたい旨述べました。また、オヨーンエルデネ首相から、温かい歓迎に感謝し、東京大会の開催を祝福するとともに、厳しい感染状況を共に乗り越えていきたい旨述べました。また、1990年代初頭のモンゴル民主化以降の日本の一貫した支援、また、昨年来の新型コロナ感染症に関し、モンゴルに対して行われてきた様々な支援について、心から感謝する旨述べました。
  2. 菅総理大臣から、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有するモンゴルを重視しており、明年の両国外交関係樹立50周年を、「青少年交流推進年」とし、若い世代も巻き込み盛大に祝賀したい旨述べました。また、両首脳は、50周年に向け様々な分野で協力を深めていくことで一致しました。
  3. 菅総理大臣から、二国間協力の新たな象徴となる「チンギスハーン国際空港」が7月4日に開港したことに祝意を述べました。また、両首脳は、日本が建設を支援し、日本企業連合が参画する同空港の運営が円滑に進むよう、引き続き連携していくことで一致しました。加えて、菅総理大臣から、秋田犬保存会がオヨーンエルデネ首相に対し秋田犬を提供する意向を有している旨を紹介したのに対し、オヨーンエルデネ首相から謝意が示されました。
  4. 両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力や、地域・国際場裡での協力・連携を一層進めていくことで一致しました。また、拉致問題の即時解決に向け、引き続き協力していくことで一致しました。

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