モンゴル国

令和4年5月1日
向かい合い、握手を交わす、林外務大臣とオヨーンエルデネ首相の様子
正面を向き、記念撮影に応じる、林外務大臣とオヨーンエルデネ首相の様子
オヨーンエルデネ・モンゴル首相への表敬の様子(会談形式)

 現地時間5月1日午後1時1分(日本時間同日午後2時1分)から約1時間50分、モンゴルを訪問中の林芳正外務大臣は、ロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ・モンゴル首相(H.E. Mr. Luvsannamsrai OYUN-ERDENE, Prime Minister of Mongolia)への表敬を行うとともに、同首相主催昼食会に出席したところ、概要は次のとおりです。

1 冒頭

  • (1)オヨーンエルデネ首相から、林大臣のモンゴル訪問を大いに歓迎する旨述べるとともに、自分(同首相)は昨年の就任後、初の外遊先に日本を選択した、今年の外交関係樹立50周年のモンゴルでの記念行事には歴代の大統領や首相が多く出席したように、日本がモンゴルに対して行ってきた様々な支援について、モンゴルは心から感謝している旨の表明がありました。また、新型コロナに際してのワクチン支援は、モンゴルでの新型コロナのコントロールに効果があったとして改めて感謝が示されました。
  • (2)これに対し、林大臣から、昨年の東京オリンピック開会式への同首相の出席に改めて謝意を表明するとともに、オヨーンエルデネ首相のリーダーシップの下、外交関係樹立50周年を契機として、日本とモンゴルの「戦略的パートナーシップ」が更に推進・強化されることを確信していると述べました。

2 二国間関係及び地域・国際場裡での協力

  • (1)林大臣から、本年の日・モンゴル外交関係樹立50周年の節目に、「青少年交流推進年」にふさわしい人的交流が活発に行われることを期待する旨述べました。
  • (2)オヨーンエルデネ首相から、モンゴルの地政学的な現実について改めて説明があり、その上で「第三の隣国」である日本との様々な分野での協力及び連携の拡大・深化への強い期待が表明されました。また、同首相から、チンギスハーン国際空港は日本とモンゴルとの協力の新たな象徴案件である旨強調した上で、引き続き協力を深めていきたい旨の発言がありました。
  • (3)林大臣とオヨーンエルデネ首相は、地域・国際社会における共通の課題についても意見交換し、引き続き協力を推進することで一致しました。ウクライナ情勢について、同首相からモンゴルの立場について説明があり、林大臣からロシアによるウクライナ侵略は、武力の行使を禁ずる国際法違反であり、アジアを含む国際社会全体の根幹を揺るがす深刻な事態である旨指摘し、国際社会の連帯が強く求められている旨述べました。

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