香港
林鄭月娥・香港特別行政区行政長官による安倍総理大臣表敬
平成31年4月9日


本9日午前11時30分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中の林鄭月娥(キャリー・ラム)香港特別行政区行政長官による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。
1 冒頭発言
安倍総理大臣から,ラム行政長官の訪日を歓迎するとともに,経済や観光を含む様々な分野において香港との関係を更に発展させていきたい旨述べました。これに対し,ラム行政長官から,自身の訪日に対する日本政府の協力に関し謝意が表明されるとともに,本9日に東京で開催された「広東・香港・マカオ大湾区」シンポジウムを契機に,日本と香港との関係が更に深化していくことを期待している旨述べました。
2 経済関係
安倍総理大臣から,日本産食品に対する輸入規制に関する問題について,福島県を含む残る輸入規制の早期撤廃を要請し,日港双方で引き続き意思疎通を行うことで一致しました。
また,ラム行政長官から,「広東・香港・マカオ大湾区構想(グレーターベイエリア構想)」について説明があったのに対し,安倍総理大臣から,香港の繁栄と安定は地域の発展にとり重要であり,香港が引き続き「一国二制度」の下,自由で開かれた体制が維持され,安定的に力強く発展していくことを期待する旨述べました。