中華人民共和国

11月6日，若宮健嗣外務副大臣は，羅照輝中国外交部副部長と会談を行ったところ，概要は以下のとおりです。

1. 双方は，日中間のハイレベルの往来などにより日中関係が発展してきていることを踏ふまえつつ，来春の習近平国家主席の国賓訪日を有意義なものとすべく協力していくことを確認しました。
2. 若宮外務副大臣から，（ア）日本産食品の輸入規制問題，（イ）尖閣諸島周辺海域等の東シナ海を始めとする海洋・安全保障問題，（ウ）邦人拘束事案等について，中国側の前向きな対応を引き続き強く求めました。
3. 香港情勢に関し，若宮副大臣から，大変憂慮している旨述べつつ，関係者による自制と対話による平和的話合いを通じた解決を求めるとともに，引き続き「一国二制度」の下，自由で開かれた香港が繁栄していくことの重要性を指摘しました。
4. 双方は，最近の北朝鮮情勢についても意見交換を行いました。拉致問題に関し，若宮副大臣から，早期解決に向けた理解と支持を求めました。