中華人民共和国
北京大学における安倍総理冒頭挨拶
平成30年10月26日
皆さんこんにちは,安倍晋三です。今日はこの中国の伝統ある北京大学を訪問できたこと,本当に嬉しく思います。北京大学には中国中はもちろんのこと,日本を含めて世界中から優秀な学生が集まっていると承知をしています。その中で,今日はこうしてお目にかかれて若い皆さんと,私も中国では初めて交流できる機会を持つことを大変楽しみにしてまいりました。
先ほどは皆さんの先輩である李克強総理と昼食をともにしていたところでありますが,李克強総理が勉強していた時代とは違って,ずいぶん今は北京大学も大きくなって,立派になって,食事もおいしくなったのではないかという風に言っておられました。
今回私は日中平和友好条約締結40周年,この記念すべき年に,中国を,日本の総理大臣としては7年振りに公式訪問することができたのであります。この40年間で,ずいぶん日中関係は発展をしてきました。当時は,例えば留学生は中国から日本に来る留学生は450人しかいなかったんですが,今12万人に増えました。そして,両国をお互いに訪問する数については,40年前はたった4万人だったんですが,今は1年間に1,000万人が行き来をしています。中国から1年間に730万人の方が訪れて,日本からは270万人の方が訪れる。ちょっとアンバランスに見えるんですが,人口が14億人と1億人ですから,まあこんなものかな,と思うわけではありますが,今後更に更に発展していくことを期待しています。
この大学生の交流というのは,まさに日中を発展させていく礎となっていくと思います。まさに若い学生さんこそ,その地域の,また世界の,未来なのだろうと思います。未来は決して不変のものではない。まさに皆さんが,今何をするか,何をしようと思っているかに,私はかかっているのだろうと思います。若い皆さんが,若い皆さんどうしが,交流をして,両国のことをよく知って,そのままのことを,そのままの姿をしっかりと見る,理解する。そして,そのことによって,両国の関係は間違いなく発展していくのだろうなと思います。今日も先ほどこちらで日本語を勉強している皆さんから流ちょうな日本語で説明を受けました。そういう皆さんがいる限り,日中関係はしっかりと,この交流の絆を維持することができるのだろうなと思います。今日皆さんからいろんなお話を伺うことを楽しみにやってまいりました。
ありがとうございました。
先ほどは皆さんの先輩である李克強総理と昼食をともにしていたところでありますが,李克強総理が勉強していた時代とは違って,ずいぶん今は北京大学も大きくなって,立派になって,食事もおいしくなったのではないかという風に言っておられました。
今回私は日中平和友好条約締結40周年,この記念すべき年に,中国を,日本の総理大臣としては7年振りに公式訪問することができたのであります。この40年間で,ずいぶん日中関係は発展をしてきました。当時は,例えば留学生は中国から日本に来る留学生は450人しかいなかったんですが,今12万人に増えました。そして,両国をお互いに訪問する数については,40年前はたった4万人だったんですが,今は1年間に1,000万人が行き来をしています。中国から1年間に730万人の方が訪れて,日本からは270万人の方が訪れる。ちょっとアンバランスに見えるんですが,人口が14億人と1億人ですから,まあこんなものかな,と思うわけではありますが,今後更に更に発展していくことを期待しています。
この大学生の交流というのは,まさに日中を発展させていく礎となっていくと思います。まさに若い学生さんこそ,その地域の,また世界の,未来なのだろうと思います。未来は決して不変のものではない。まさに皆さんが,今何をするか,何をしようと思っているかに,私はかかっているのだろうと思います。若い皆さんが,若い皆さんどうしが,交流をして,両国のことをよく知って,そのままのことを,そのままの姿をしっかりと見る,理解する。そして,そのことによって,両国の関係は間違いなく発展していくのだろうなと思います。今日も先ほどこちらで日本語を勉強している皆さんから流ちょうな日本語で説明を受けました。そういう皆さんがいる限り,日中関係はしっかりと,この交流の絆を維持することができるのだろうなと思います。今日皆さんからいろんなお話を伺うことを楽しみにやってまいりました。
ありがとうございました。