アジア
中国軍機による自衛隊機への近接飛行事案(5月24日)について
平成26年5月28日
- 24日夜以降,防衛省からの連絡を受け,外交ルートを通じ,今般の中国軍の戦闘機の自衛隊航空機に対する接近は,我が国周辺海空域における偶発的事故の発生に繋がりかねない非常に危険な行為であるとして中国側に対して厳重に抗議するとともに,再発防止を強く求めた。
- また,中国側に対しては,自衛隊航空機はいずれも平素から行っている警戒監視活動に従事していたものであり,このような活動は国際法上及び国際慣習法上何ら問題のない正当な行為であって,日本側が危険な行為や演習の妨害を行っていたなどとする中国側の主張は我が国として全く受け入れられないという点も強く申し入れ。
- その上で,両国間で不測の事態を回避・防止するため,日中の防衛当局間において,海上及び空域での安全確保について話し合うことが重要であり,防衛当局間の海上連絡メカニズムを早期に運用開始すべき旨改めて指摘。