パスポート(旅券)

答え

平成28年6月2日
  1. B
    国内で年間に紛失・盗難に遭うパスポートの件数は、何と約4万件近くあり、これは海外を含めた年間の紛失・盗難件数の約8割以上にもなります(平成27年)。
  2. B
    国内でパスポートを紛失する主な原因は、しまい忘れ、誤ってゴミと一緒に捨ててしまった、引っ越しの際の紛失など、所持者の不注意によるものがほとんどです。海外に行く前には事前にパスポートを確認する方が多いようですが、帰国後や、しばらく海外に行かない時は、パスポートの所在を気にしない方が多いようです。国内での紛失の多くは、みなさんの心がけ一つで防げます
  3. A
    正解はもちろんAです。自分のパスポートがどこにあるか把握し、時々パスポートの所在と有効期間を確認しているあなたは、国内パスポート管理の上級者です!今後も是非続けてください。しばらく確認していないあなたは今すぐチェックしてくださいね。海外渡航直前に(時には出発日の空港で)パスポートの有効期間が切れていたことに気付く方も少なくありません。楽しい海外旅行に直前に行けなくなったり、商談がだめになったりすることのないように、事前にしっかり確認しましょう!
  4. B
    国によっては、入国するために、パスポートに一定以上の有効期間(主に3か月から6か月)が残っていることを要求している場合があります。入国の際のパスポートの残存有効期間については、各国の出入国管理政策上の観点から決定・変更され、また、予告なく変更されることもありますので、ガイドブックや旅行会社等でも情報提供がされているようですが、日本国内にある渡航予定の国の観光協会や大使館(総領事館)に電話又はホームページ等でご確認いただくのが最も確実な方法です。
  5. A
    怖い話ですが、実際に紛失・盗難に遭った日本国のパスポートが、外国人の手に渡り、不正な出入国に使用されているケースが頻繁に外務省に報告されています。空き巣被害により盗難にあったパスポートが、1か月もしないうちにヨーロッパなど遠い外国で不正に使用されるという例も起きています。日本のパスポートは、国際的な信用度が高いことや、短期間の観光目的であればビザなしで100カ国以上に入国できることから、犯罪者にとっても利用価値が高いため、日本のパスポートは狙われやすいのです!
  6. B
    あなたのパスポートが紛失・盗難に遭ったとしても、あなたに直接的な被害はないと考える方が多いかもしれません。しかし、不正な出入国に使用されるだけではなく、そのまま使用されて、あなたになりすました人に勝手にお金を借りられたり、といったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
  7. B
    基本的にパスポートは、国外にいる間の日本人としての証明書ですから、常時携帯している必要があります。パスポートの不携帯は処罰の対象となる国がある一方、パスポートのコピーでも構わない国もありますので、事前に渡航先国の事情を調べて、適切に管理しましょう。
  8. A
    海外に渡航する前に、必ず渡航先に関する書籍や海外安全ホームページ等で現地情報や犯罪の手口をしっかり収集しているあなたは、パスポートの管理だけでなく、海外で安全に楽しく過ごす知識も持っています。しかし、知識だけでなく、旅先では決して油断せずに、「わたしが狙われるかもしれない」という危機意識を忘れずに、海外旅行を安全で楽しい思い出にしてください。
  9. B
    日本ではパスポートの管理ペナルティーを課していませんが、国によっては、パスポートを紛失した場合に新たに発給する場合、手数料が通常よりも高額であったり、発給されるパスポートの有効期間が短かくなったりすることもあります。今後、紛失・盗難パスポートがあまりにも増加すると、日本でもパスポートの管理ペナルティーが科されることになるかも・・・?
  10. A
    意外に知られていない事実ですが、パスポートは国の公文書であり、その所有権は国にあり、名義人にはこれを所持し、法律の範囲内での使用が認められることになります。したがって、法律上は、パスポートの有効期間が切れた後やパスポートを切替申請する際には、パスポートを国に返納する義務があります。ただし、実際には、希望する方には、パスポートを失効処理し、穴を開けた上で、申請者の方に還付することも行っています。国が発行する唯一の国際的身分証明書であるパスポートを大切に使用し、しっかり管理しましょう!

最後の質問 A

パスポート1冊あたりの面積は、縦約125ミリメートル×横約88ミリメートル=約11,000平方ミリメートル。11,000平方ミリメートル×30,584,000冊(平成27年12月末現在有効パスポート数)=約336,424平方メートル。東京ドームの建築面積(普段東京ドームの面積と言われているもの)は46,755平方メートルですので、現在有効なパスポートは、東京ドーム約7個分以上にもなります!

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