パキスタン・イスラム共和国

平成27年2月6日
5日,中根外務大臣政務官はパキスタン下院防衛委員会一行と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
 
1.冒頭,中根政務官より,訪日を心から歓迎する,昨年12月のペシャワールでの学校襲撃テロ事件及び先週のシカルプルにおけるテロ事件につき,弔意を表するとともに,先週のISILによる邦人殺害事件は,許しがたい暴挙であり,断固非難する,こうしたテロは日本を含む国際社会全体の問題であり,パキスタンを始めとするイスラム諸国との連携が重要である旨述べました。
 
2.これを受けアスガル委員長より,ISILによる邦人殺害事件に弔意を表するとともに,パキスタンは13年間テロと闘い,6万名の犠牲を払ってきた,日本とパキスタンは長年の友好国であり,世界に拡散しているテロに対し,パキスタンは日本と協力していきたい旨述べるとともに,テロの分野に対する日本の協力に謝意を示しつつ,更なる協力に期待を表明しました。
 
3.また,中根政務官より,シャリフ政権の経済・財政改革及び治安改善に向けた努力を支持する旨述べるとともに,日本としてテロに立ち向かうパキスタンの取組を引き続き支援していく,また日本は国際協調主義に基づく,「積極的平和主義」の立場から,地域・国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく旨述べ,アスガル委員長からこうした日本の取組への支持が表明されました。

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