モルディブ共和国
高村外務大臣政務官のモルディブ訪問(結果)
11月16日から18日まで、高村正大外務大臣政務官は、モルディブ共和国を訪問しました。この訪問の概要は以下のとおりです。
1 モルディブ大統領就任式への出席


17日、高村政務官は、岸田文雄内閣総理大臣の特使として、マレの共和国広場にて挙行されたモハメド・ムイズ・モルディブ共和国大統領(H. E. Dr. Mohamed Muizzu, President of the Republic of Maldives)の就任式に出席しました。同式では、ムイズ大統領による宣誓、就任演説が行われました。
2 モルディブ政府要人との意見交換
(1)ムイズ大統領への表敬

18日、高村政務官は、ムイズ大統領を表敬し、岸田総理大臣の親書を手交するとともに、大統領就任に対する祝意を表しました。
高村政務官から、モルディブは「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた重要なパートナーであり、長年にわたる二国間の友情を一層深化させるべくモルディブとの協力を引き続き強化していきたい旨述べました。
これに対し、ムイズ大統領から、モルディブ訪問に対する謝意が表明されるとともに、経済協力を始め、新政権においても日本との関係を一層強化していきたい旨述べました。
(2)ラーフィウ・スポーツ大臣への表敬

18日、高村政務官は、アブドゥッラ・ラーフィウ・モルディブ・スポーツ大臣(H.E. Mr. Abdulla Rafiu, Minister of Sports of the Republic of Maldives)を表敬しました。高村政務官から、スポーツ分野での協力を始め、二国間の人的・文化的交流を促進していきたい旨述べました。
これに対し、ラーフィウ大臣から、日本の無償資金協力やJICA海外協力隊がモルディブにおけるスポーツの振興に大いに役立っている旨、スポーツ分野における協力を強化していきたい旨述べました。
(3)アスラム国会議長への表敬

18日、高村政務官は、ムハンマド・アスラム・モルディブ国会議長(H.E. Mr. Mohamed Aslam, Speaker of the Parliament of the Maldives)を表敬しました。
高村政務官から、日本とモルディブは長年にわたって困難な時には互いに助け合ってきた本当の友人であり、今後も二国間関係を包括的に強化していきたい旨述べました。
これに対し、アスラム議長から、長年にわたる日本のモルディブに対する支援への謝意が表明されるとともに、議員の交流も含め、二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。
3 視察
(1)ソーシャルセンター視察

16日、高村政務官は、マレにおいて、ソーシャルセンターを視察しました。ソーシャルセンターは、日本の無償資金協力によって建設され、教育訓練等を行うための多目的施設として多くのモルディブ国民に利用されています。
(2)マレ島護岸視察

同日、高村政務官は、マレにおいて、マレ島護岸及びマレ島護岸工事記念碑の視察を行いました。マレ島の護岸は、自然災害による被害からマレを守るために日本の無償資金協力によって整備されたもので、2004年のインド洋大津波に際しマレ島を深刻な被害から守りました。