インド

令和2年9月10日

9月10日、午後2時40分頃から約30分間、安倍晋三内閣総理大臣は、ナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、安倍総理から、内閣総理大臣の職を辞することとなったことを説明し、これまでの友情と信頼関係に謝意を表しました。また、年次相互訪問における様々な思い出についても言及しました。これを受け、モディ首相からは安倍総理をねぎらい、二人で共に過ごした時間を振り返る発言がありました。
  2. ここ数年の日印関係の飛躍的な強化につき、安倍総理からは、両首脳が「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを実施に移し、日印間の「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」を更なる高みに引き上げることができたと述べました。この中で、両首脳は、昨9月9日に日・インド物品役務相互提供協定(日印ACSA)が署名に至ったことを歓迎しました。本協定により、自衛隊とインド軍との間で物品・役務の相互の提供を円滑に行うことが可能となり、現場での両者の緊密な連携が促進され、日印両国が国際社会の平和及び安全に一層積極的に寄与することが期待されます。
  3. モディ首相からは、安倍総理が日印関係発展に対して発揮したリーダーシップへの感謝が繰り返し述べられました。
  4. 両首脳は、日印関係を重視する基本政策が不変であり、引き続き、日印両国が、安全保障、経済、さらに高速鉄道事業をはじめとする経済協力を着実に進め、緊密に連携していくことを確認しました。

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