バングラデシュ人民共和国
日・バングラデシュ首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
第70回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,28日(月曜日)17時40分(現地時間)から約20分間,シェイク・ハシナ・バングラデシュ首相(H.E. Sheikh Hasina, Prime Minister of the People's Republic of Bangladesh)と会談しました。
1 安倍総理から,「昨年の歴史的な相互訪問により,両国関係はゆるぎないものとなった。国連創設70周年に安保理改革の推進を含め,国際場裡において引き続き緊密に連携していきたい。」と述べました。また、安倍総理から、MDG(ミレニアム開発目標)実現のチャンピオンであるバングラデシュと,2030年アジェンダに共に取り組んでいきたいとし、「包括的パートナーシップ」の下,両国間の協力を一層推進したいと述べた上で,ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)構想を中心に既に約束した最大6000億円の支援の一環としての第36次円借款(合計1,333億円)を通じたバングラデシュへの協力や両国間の貿易・投資の一層の促進への期待等を表明しました。
2 これに対し、ハシナ首相は、「安倍総理の昨年のバングラデシュ訪問は素晴らしいものであった。マタバリ石炭火力発電所建設計画を始め、日本による協力プロジェクトが進展している。経済特区(SEZ)を開発し、日本からの投資を呼び込みたい。」と述べると共に、国連改革は極めて重要であり、安保理改革への期待も高く、日本が然るべき役割を果たすことを希望する旨述べました。
3 また、安倍総理から、「積極的平和主義」の立場から、先日成立した「平和安全法制」を通じて地域と世界の平和と安全及び繁栄に一層寄与して行きたいと述べたのに対し、ハシナ首相は、「平和安全法制」は素晴らしいものと思うとし、その成立を祝い、その努力を高く評価する旨述べました。