アジア

薗浦内閣総理大臣補佐官のベトナム及びマレーシア訪問(結果)

平成29年12月15日

薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,12月10日(日曜日)から12月14日(木曜日)まで,ベトナム及びマレーシアを訪問しました。今回の訪問において,薗浦総理補佐官は,ベトナムではグエン・スアン・フック首相を表敬し,ホアン・ビン・クアン共産党中央対外委員長,グエン・チー・ヴィン国防次官及びグエン・スアン・タン・ホーチミン国家政治学院院長と会談した他,我が国防衛省のベトナム人民軍に対するサイバー分野の能力構築支援事業の開講式に参加し,また,日越大学における講演会を行いました。マレーシアでは,ムスタパ・モハメド国際貿易・産業大臣,シャヒダン・カシム首相府大臣(国会関係,マレーシア海上法執行庁,国家安全保障会議担当)及びズルキフェリ・ビン・モハド・ジン国家安全保障事務局長との会談を行いました。

ベトナム

  • フック首相表敬
  • 日越大学での講演会
  1. フック首相表敬(11日)では,薗浦補佐官から,APECの成功及びTPPの大筋合意に対するフック首相のリーダーシップに感謝する,安倍総理もホイアンでの夕食会に招いて頂いたことを感謝している,「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下で二国間協力を具体化していきたい,日本からの好調な対越投資はフック首相の呼びかけの賜物である,安倍総理とフック首相の友情に基づき両国関係を更に発展させるべく尽力したい旨を述べました。フック首相からは,先般の安倍総理のAPEC出席やTPP大筋合意への貢献に感謝する,安倍総理のホイアン訪問は世界に大きな印象を与えるものとなった,ベトナムは投資環境改善に全力を挙げている,引き続き両国間の協力を進展させたい,新たな地域情勢の中にあって「自由で開かれたインド太平洋戦略」によるイニシアチブを歓迎する旨の発言がありました。このほか,南シナ海や北朝鮮などの地域情勢やTPPについても意見交換しました。
  2. クアン党中央対外委員長(11日),ヴィン国防次官(11日),タン・ホーチミン国家政治学院院長(12日)との会談においても,ベトナム側より「自由で開かれたインド太平洋戦略」に歓迎の意が示され,海上法執行分野や捜索・救難分野での能力向上支援などの協力を進めていくことを確認しました。また,来年の日越外交関係樹立45周年を機とした幅広い分野での交流促進や二国間協力の強化,TPP,南シナ海や北朝鮮などの地域情勢についても意見交換を行いました。
  3. ベトナム・ニャチャン市の国防省通信大学で行われたサイバー分野の能力構築支援事業の開講式(11日)では,来賓挨拶を行うとともに,開講式終了後にトゥアン国防省通信司令官と二国間の防衛協力や地域情勢について懇談しました。
  4. 日越大学での大学院生85名を対象とした講演会(12日)では,薗浦補佐官から,政策広報動画も活用しつつ「自由で開かれたインド太平洋戦略」の概要及び同戦略におけるベトナムの重要性を説明した後,学生との間で,同戦略の下での二国間協力や,南シナ海などの地域情勢について,活発な質疑応答を行いました。

マレーシア(いずれも13日)

  • ムスタパ国際貿易・産業大臣との会談
  • ズルキフェリ国家安全保障事務局長との会談
1 ムスタパ国際貿易・産業大臣との会談では,薗浦補佐官より,マレーシアに進出している日系企業の意見に日頃から耳を傾けていただいていることに感謝すると共に,引き続き日系企業が直面する課題の解決への協力を要請しました。また,TPPに関し,大筋合意に向けたナジブ首相の貢献に感謝しつつ,早期署名に向けて今後も引き続きマレーシアと連携していきたい旨述べました。

ムスタパ大臣からは,日系企業との間で定期的に話し合いの場を設けており,中小企業を含め,より多くの日本からの投資に期待する旨発言がありました。また,マレーシアから日本への観光が好調であり,東京オリンピック及びその先も見据えたハラル分野での協力を推進したい旨述べました。TPPについては,ムスタパ大臣より,安倍総理のリーダーシップへの感謝と共に,引き続きあらゆるレベルで議論を深めていきたい旨述べました。

2 シャヒダン・カシム首相府大臣との会談では,同大臣は,戦略的パートナーである日・マレーシア関係が今年60周年の節目を迎える中,協力関係を更に進展させたい旨述べました。

薗浦補佐官は,重要な海上交通路を有するマレーシアにとって,法の支配に基づく海洋秩序が重要であることを述べ,「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下での協力を進めたい旨述べました。

また,両者は,南シナ海を含む地域情勢についても議論しました。

3 ズルキフェリ国家安全保障事務局長との会談では,薗浦補佐官より,「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下での協力を進めたい旨述べたのに対し,ズルキフェリ事務局長より,同戦略を歓迎する意が表されました。

その他、両者は南シナ海を含む地域情勢についても意見交換を行いました。
 

このページのトップへ戻る
アジアへ戻る