シンガポール共和国

第13回日本・シンガポール・シンポジウム

平成31年3月22日

  • (写真)鈴木外務大臣政務官とタン・シンガポール上級政務次官の会談の様子
    鈴木外務大臣政務官とタン・シンガポール上級政務次官の会談

 3月18日~19日,東京において公益財団法人日本国際問題研究所(JIIA)及びシンガポール国際問題研究所(SIIA)の共催により第13回日本・シンガポール・シンポジウムが開催されたところ,概要は以下のとおり(共同議長:野上義二JIIA副会長,トミー・コー・シンガポール国立大学政策研究所(IPS)特別顧問)。

1 非公開セッション

 3月18日の非公開セッションでは,以下2つの議題につき議論された。

(1)「米中関係の進展:日本とASEAN諸国への含意」

 第1セッションでは,昨今の米中関係の状況に対する見解と,日本及びシンガポールをはじめとするASEANがそれにどう対応すべきかについて議論がなされた。報告者は菊池努青山学院大学副学長,ウィリアム・チョンIISSシニアフェローが務め,また討論者として神保謙慶應義塾大学教授,ブンビンダーRSIS准教授,武藤顕スタンフォード大学客員研究員,秋田浩之日本経済新聞コメンテーター,リー・ファイレンSPS中国メディアグループ部長も参加した。参加者の間では,米中間の貿易をめぐる対立や,地域の平和と安定にかかる課題について議論が行われた。

(2)「アジア経済の行方:自由貿易,グローバル化,地域経済統合への挑戦」

 第2セッションでは,アジアを巡る経済環境と今後の経済統合の行方について議論がなされた。報告者はバスカラン・センテニアル・アジア・アドバイザーズ社社長,深川由起子早稲田大学教授が務め,また,討論者として,タン・キー・ギャップ・シンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策大学院アジア競争力研究所所長,リー・チェンチェン・シンガポール国際問題研究所政策プログラム部長,中川淳司東京大学教授,高田創みずほ総研専務執行役員も参加した。参加者からは,TPP11やRCEPをはじめとする経済連携の強化や,中国経済の現状とASEANの対応等について議論された。

2 公開セッション

 3月19日には公開セッションが行われた。

  • (1)冒頭,日本・シンガポール友好促進議員連盟会長の塩崎恭久議員,日本政府代表として鈴木憲和外務大臣政務官,及び,シンガポール政府代表としてタン・ウーメン上級政務次官がそれぞれ基調講演を行い,50年を超える日・シンガポール外交関係の更なる発展に向けて,IT,インフラ等の幅広い分野で両国が協力していくことができるとの展望が示された。
  • (2)その後,「日・シンガポール関係の展望:新たな高みへ」をテーマとして議論が行われた。
    菊池努青山学院大学副学長,ラム・ペンアー・シンガポール国立大学東アジア研究所シニアフェロー,津上俊哉津上工作室代表,サイモン・テイ・シンガポール国際問題研究所理事長がそれぞれの視点から日シンガポール関係の今後の発展について展望し,続いて,聴衆を交えて活発な質疑応答が行われた。
  • (3)また,基調講演実施後,鈴木政務官とタン上級政務次官との間で会談を行い,二国間関係及び地域情勢について意見交換を行った。

3 総括

 2日間にわたる議論を経て,参加者の間で,両国が半世紀かけて培ってきた強固な関係を確認するとともに,様々な分野で両国関係を引き続き発展させていく必要があるとの認識が共有された。


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