シンガポール共和国

平成30年9月12日

 宮腰光寛内閣総理大臣補佐官は,9月8日(土曜日)から11日(火曜日)までの間,日本産農林水産物・食品の輸出促進に係る各種課題について政府関係者等と協議を行うため,シンガポールを訪問したところ,概要以下のとおりです。

1 スン・シェリエン国家開発省上級政務次官との会談

(写真1)スン政務次官との会談 スン政務次官との会談

 宮腰総理補佐官は,国家開発省において農食品獣医庁(AVA)担当である,スン・シェリエン上級政務次官と会談を行いました。宮腰補佐官から,福島第一原子力発電所事故に伴う日本産食品に対する輸入規制に関し,昨年末,EUが一部の品目を除き輸入規制緩和したことや,ブラジルが輸入規制を完全撤廃したこと等を例に挙げながら,科学的知見に基づき,早期の輸入規制撤廃を要請しました。

 また,水産物をはじめとした農林水産物・食品の輸出促進に係る各種課題について,日本側の考えを説明しつつ,検討の加速化を求めました。

2 日本人会主催夏祭りへの出席

(写真2)夏祭り2018における来賓挨拶 夏祭り2018における来賓挨拶
(写真3)主催者等との記念撮影 主催者等との記念撮影

 宮腰総理補佐官は,シンガポール日本人会が主催する「夏祭り2018」別ウィンドウで開くに出席し,政府を代表して挨拶を行いました。

 30回目となる節目の記念すべき夏祭りにおいて,宮腰補佐官からは,本祭りに出展されている日本食や日本文化を通じて,シンガポールの方が日本の新たな魅力を発見する一助になることを期待する旨の挨拶を行いました。また,シンガポール側から,タン・ジー・キオ文化社会青年省事務次官や,チェン・リー・フー議員といった来賓の方々と,出展ブースを視察しました。

3 その他

 宮腰総理補佐官は,ジェトロが主催する新しい泡盛カクテルの制作会に参加しました。また,現地酒類関係者と,飲み方の工夫や認知度向上策を含めたシンガポールにおける泡盛振興の方策や課題について意見交換を行いました。

 宮腰総理補佐官は,シンガポールにおける日本食材の流通・調達状況について日系及び現地小売店を視察したほか,日本食材を取り扱う卸売事業者等と意見交換を行いました。また,宮腰総理補佐官は,日本産米を療養食として取り扱う病院を訪問するとともに,シンガポールに進出している食品関係企業を視察し,意見交換を行いました。


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