インドネシア共和国
石破佳子総理夫人動静 (1月11日(土曜日))
1 東南アジア青年の船同窓会関係者との懇談
石破佳子総理夫人は、かつて「東南アジア青年の船(SSEAYP)」事業に参加したインドネシア人同窓会(SSEAYP インターナショナル・インドネシア(SII))の方々との懇談を行いました。参加者からは、青年の船の体験談やその後の人生に与えた影響について語られ、日本政府が長年実施してきている「東南アジア青年の船」事業が ASEAN の国々と日本の青年交流に果たす役割が強調されました。石破総理夫人からは、「人的交流は良好な二国間関係の基礎であり、参加者の皆様には引き続き両国の架け橋として活躍いただきたい」との期待を述べました。
2 カリバタ英雄墓地献花
石破総理夫人は、石破総理と共に、インドネシア国家建設に功績のあった英雄が埋葬されているカリバタ英雄墓地において献花を行い、同墓地に埋葬されている元日本兵の墓所を参拝しました。
3 スナヤン・トリカルヤ・スンパナ(鹿島関連企業)訪問
石破総理夫人は、ジャカルタ中心部で商業、オフィス、住宅の複合施設を開発・運営する鹿島建設株式会社の関連会社を訪問しました。サステナブルな施設運営のために設置された太陽光発電システムや、現地スタッフにとって働きやすい環境を作るための福利厚生施設を視察するとともに、同社で働くインドネシア人スタッフとも交流しました。
4 ヤシの木横丁(日本風横丁)訪問
石破総理夫人は、スナヤン・トリカルヤ・スンパナ社が手がけるショッピングモール、プラザ・スナヤン内に 2024 年 12 月にプレオープンしたばかりの日本風飲食店街をイメージした交流施設「ヤシの木横丁」を訪問し、同施設が行っている日本文化や訪日情報発信の取組についての説明を受けました。総理夫人は、「ヤシの木横丁をきっかけに、多くのインドネシアの方々に日本に興味を持っていただき、日本を訪れていただきたい」と述べました。
5 日系吹奏楽団及び和太鼓チームの演奏鑑賞
石破総理夫人は、ヤシの木横丁内のステージで、日本人とインドネシア人から構成される「ジャカルタ・ジャパン吹奏楽団」及び和太鼓チーム「弁天」の演奏を鑑賞しました。石破総理夫人は、「弁天」のメンバーと和太鼓をたたき、会場を盛り上げたほか、「音楽や日本文化を通じたあたたかい交流の重なりにより、両国の関係がますます緊密になることを願っている」と述べました。
6 大統領主催午餐会
石破総理夫人は、ジャカルタ郊外のボゴール宮殿で行われたプラボウォ大統領主催午餐会に石破総理と共に出席し、参加者と交流を深めました。
「東南アジア青年の船」事業は、内閣府青年国際交流事業の一つで、1974 年に開始された歴史ある事業。日本及び ASEAN 諸国の青年が、船上や日本国内、訪問国において共同生活を行いながら、世界的な社会課題に関するディスカッションや文化交流、政府要人への表敬訪問、訪問国青年との交流、ホームステイなど各種交流活動を行っている。
SSEAYP インターナショナル・インドネシアは、東南アジア青年の船事業に参加したインドネシア人による同窓会組織。会員は約 1,600 名。日本とインドネシアとの相互理解の促進の功績に対して、平成 23 年度外務大臣表彰受賞。
スナヤン・トリカルヤ・スンパナ社は、鹿島建設株式会社のアジア現地法人カジマ・オーバーシーズ・アジア傘下の企業。ジャカルタ中心部にショッピングモール、オフィス、高級コンドミニアム、ホテルからなる都市型大規模複合施設「スナヤン・スクウェア」を開発・運営し、現地コミュニティに質の高い暮らしの場を提供するとともに、多くの現地スタッフを採用し、現地の雇用創出に貢献。2018 年、第 1 回 JAPAN コンストラクション国際賞(国土交通大臣表彰)を受賞。
スナヤン・トリカルヤ・スンパナ社が運営を手がける「ヤシの木横丁」は、ショッピングモール「プラザ・スナヤン」にある日本風飲食店街をイメージした商業施設。2024 年 12 月にプレオープンし、2025 年 2 月にグランドオープン予定。訪日旅行の情報収集の場や、日本の地方自治体などのPRの場としても活用し、インドネシアと日本の交流の結節点となるような施設を目指している。
2015 年にアマチュア吹奏楽団として創立。当初は 10 名の日本人でスタートし、現在はインドネシア人を含む約 50 名が在籍。
2016 年結成。インドネシア人と日本人混合の和太鼓チームで中学1年~50 代までの幅広い年齢層が所属。