インドネシア共和国
ルトノ・インドネシア外務大臣及びプラボウォ・インドネシア国防大臣による菅総理大臣表敬
令和3年3月30日
写真提供:内閣広報室
写真提供:内閣広報室
3月30日、午前10時38分から約25分間、菅義偉内閣総理大臣は、訪日中のルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)及びプラボウォ・スビアント同国防大臣(H.E. Lt.Gen.(Ret.) Prabowo Subianto, Minister of Defense of the Republic of Indonesia)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、菅総理大臣から、ルトノ外務大臣及びプラボウォ国防大臣の訪日を歓迎し、今般署名される防衛装備品・技術移転協定が両国の更なる安全保障協力の基礎となることを期待する旨述べるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)と本質的な原則を共有しており、これらのビジョンを共に実現すべく具体的な協力を進めていきたい旨述べました。これに対して、両大臣は、日本と緊密に連携し協力を進めていきたい旨述べました。
- また、菅総理大臣から、昨年のインドネシア訪問時のジョコ大統領とのやり取りに触れつつ、海警法を含む最近の中国の動向について深刻な懸念を表明するとともに、双方は、東シナ海及び南シナ海などの情勢について意見交換を行いました。菅総理大臣から、一方的な現状変更の試みの継続・強化について深刻な懸念を表明し、双方は、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の重要性について一致しました。
さらに、双方は、防衛装備品移転を含む安全保障・防衛協力を推進していくことで一致しました。 - 菅総理大臣から、ミャンマー情勢について、多数の死傷者が発生し続けている状況を強く非難しました。これに対して、両大臣からは、ミャンマーを含むASEAN諸国のやり取りや今後の取組について説明があり、双方は、今後も引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- さらに、双方は、パティンバン港開発、ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)網の整備及びジャワ北幹線鉄道高速化等のインフラ協力の推進について一致しました。